一服

梅雨という単語に心が躍る日本人はまずいないと思う。
普段の恵みの雨とは異なり、空気がとても重く、それに伴い身体も不調を訴えはじめ、毎年散々な思いをしている。

特に昨年は手術による入院もあり、退院後からの梅雨入りも重なったことから、体の回復スピードがかなり遅かったように思う。

そんな一年前を思い出しながら迎えている今年の梅雨。

相変わらず体が重い日々を過ごしているが、一つだけ変わったことがある。
それは、休憩する時間をきちんととるようになったこと。


私は仕事でも何でも、一つのことに気分が乗ると、時間を忘れてのめり込む悪癖がある。
そうなると、ランチや夕飯を取り忘れ、気づいた時には電池切れで動けなくなる。
いい大人が恥ずかしいのだが、体調管理がとても苦手なのである。

そんな状態ではいけない!と思い、まずは普段からチェックしている和菓子屋さんから、お菓子を取り寄せるところからはじめた。
身近に手に入るお菓子は、その分消費も早いが、貴重なお菓子はじっくりと味わうご褒美になる。

美味しい和菓子があるのであれば、美味しい薄茶もセットでなければ、という謎の使命感に駆られ、気づけばきちんとしたティータイムが設けられるようになったのである。

こうして、私は一日をそのティータイムを軸に組み立てることとなり、そこから逆算して食事をとるタイミングも意識するようになった。


まだそれでも梅雨の気圧に負けて、いまもベットに横になっている。


しかし、明日のお菓子のことを考えるだけで、ジメジメとした気持ちは、不思議と前向きになっていくのです。