6月半ば、普段はネットスーパーで買い物を済ませているのですが、その日は少し歩きたい気分で近所の市場へ。
果物売り場には立派な季節の果物たちが並んでいましたが予算の都合で手が届かず。少し残念に思いながら値引きコーナーを覗くと、ちょうど食べ頃のアメリカンチェリーを見つけました。艶のある赤色に惹かれ、迷わず買い物かごへ。
帰宅後にいくつか食べたあと、ふと「フルーツ大福にしてみたらどうだろう」と思い立ち、さっそく作ることにしました。
まずは種を抜くところから。いつも使っている器具が見つからず、今回は別の方法を参考にしながら慎重に作業を進めました。果肉が潰れすぎないように、と意識しながらの手しごとです。
さくらんぼの種の取り方
メインの大福については、以前から気になっていたレシピを参考に。
白あんの量は好みに合わせて調整しました。今回使った白あんはやや柔らかく、電子レンジで少しずつ水分を飛ばし、包みやすい硬さに整えました。
あんを丸めてチェリーを包み、求肥でさらに包んでいくと、見た目にも可愛らしい小さな大福ができあがりました。初めての挑戦としては悪くないかな、と思っています。

できたての求肥は温かく柔らかいため、少し時間をおいてから味わうと、もっちりとした食感とさくらんぼの甘酸っぱさがよく馴染みます。
余った白あんは冷凍保存ができるので、また別の和菓子にも挑戦してみたい気持ちが作ったそばから湧いてきました。
季節の果物で作る手しごとは、やはり心が満たされます。